- リフの誕生:トニー・アイオミ(Black Sabbath)
ハードロックギターの“重さ”を決定づけたのが、トニー・アイオミのダウンチューニングとパワーコード。彼のリフは、シンプルながらも圧倒的な存在感を放ち、「Iron Man」や「Paranoid」は今もなおギター初心者の憧れ。
進化ポイント:
- ダークで重厚なサウンドの確立
- リフ中心の楽曲構成
⚡2. クラシカルな美学:リッチー・ブラックモア(Deep Purple / Rainbow)
クラシック音楽の要素を取り入れたリッチーのギターは、テクニカルでありながら情熱的。「Highway Star」や「Stargazer」では、スケールの使い方や速弾きの美しさが際立ちます。
進化ポイント:
- クラシカルなフレージングとスケールの導入
- ステージでの即興性と表現力の拡張
🕶️3. 魔術的なサウンド構築:ジミー・ペイジ(Led Zeppelin)
ペイジはギターの“音作り”に革命を起こした人物。ボウイング奏法(弓で弾く)、多重録音、エフェクトの活用など、ギターを単なる楽器ではなく“空間を操る道具”へと昇華させました。
進化ポイント:
- 録音技術とエフェクトの革新
- アコースティックとエレクトリックの融合
🎤4. ブルースからの脱却と融合:エディ・ヴァン・ヘイレン(Van Halen)
70年代末に登場したエディは、タッピング奏法でギターの可能性を一気に広げました。彼の登場は、ハードロックギターの“次の時代”を予感させるものでした。
進化ポイント:
- タッピング、ライトハンド奏法の普及
- ギターソロの表現力とスピードの飛躍的向上
🎯まとめ:ギターは“語る”楽器へと進化した
70年代のハードロックギターは、単なる伴奏ではなく、物語を語る“語り部”へと進化しました。リフで世界観を作り、ソロで感情を爆発させる。その進化は、今のギタリストたちにも確実に受け継がれています。
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